12月10日（水）、６・７・８年生の児童生徒たちが、日本の伝統芸能である「能」を鑑賞する貴重な機会をいただきました。

これは、那珂湊ロータリークラブ様からの「本物の芸術に触れてほしい」という大変温かいご厚意により、ご招待いただいたものです。

鑑賞に先立ち、音楽担当教諭から「能」の歴史や独特な表現方法、「面（おもて）」などについて事前学習を行い、知識を得てから会場へと向かいました。

静寂の中で繰り広げられる、研ぎ澄まされた謡と舞。面や装束の持つ荘厳さ、そして、囃子の力強さに、子供たちは真剣な表情で見入っていました。

演目の内容については、子供たちにとって難しく感じた部分もあったかもしれません。しかし、芸術とは、知識で理解するだけでなく、「触れること」で心の奥深くに何かを残してくれるものです。

この芸術鑑賞会を通して、子供たちの五感に響いた、本物の芸術の空気、音、色彩、そして緊張感は、きっと彼らの心の奥深くに確かなものとして刻まれたことでしょう。

そしてこれは、子供たちがこれから大人になっていく上での、かけがえのない財産となるはずです。

このような素晴らしい機会を与えてくださった、那珂湊ロータリークラブの皆様に改めて心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。