のりの歴史は古く、日本では縄文時代から食べられていました。現在、国内で生産されているのりの約4割は、佐賀県・福岡県・長崎県・熊本県に囲まれた有明海で生産されています。のりには、ビタミンB1・ビタミンB2・鉄分・カルシウム・食物繊維など多くの栄養素が含まれています。今日の給食では、のりと野菜をしょうゆであえた「磯香あえ」にしました。のりの風味を味わいましょう。

のっぺい汁は里いも、にんじん、大根、ごぼうなどの根菜類をたくさん入れて味付けし、片栗粉やくず粉でとろみをつけた汁物のことをいいます。全国各地に伝わる郷土料理で、地域によって呼び名や具材、味つけも異なるため、たくさんの種類の、のっぺい汁があります。「のっぺい」ではなく「のっぺ」、「ぬっぺ」、「ぬっぺい」という地域もあります。汁にとろみをつけたので冷めにくく、冬に食べることが多いです。今日は根菜以外に鶏肉、長ねぎ、白菜を入れて作りました。おいしくいただきましょう。

ひたちなか市は旧勝田市、那珂湊市の合併により誕生し、令和6年11月1日に30周年を迎えます。 今日はお祝い給食として、ひたちなか市にちなんだ食材を取り入れました。たこの加工量日本一のひたちなか市。たこめしのたこは、アフリカ北西部にあるモーリタニアなどの海外で水揚げされ、那珂湊の水産加工会社で蒸しだこに加工されたものを使用しています。メヒカリは、那珂湊漁港で水揚げされ、那珂湊漁業協同組合・女性部の方々がおいしいメヒカリフライに仕上げてくれました。また、サラダのさつまいもや小松菜もひたちなか市の食材です。そして、デザートのお祝いゼリーは、国営ひたち海浜公園の青いネモフィラをイメージしました。ひたちなか市のめぐみに感謝し、味わっていただきましょう。