ソフトめんの正式な名前は「ソフトスパゲッティ式めん」と言います。戦後の給食のパンに使われていた小麦粉を利用して作られた学校給食用の麺です。今日みなさんが食べているのは、茨城県産の小麦「きぬの波」100％で作られたもので、笠間市にある「笠間ソフトメン橋本屋」さんから学校へ運ばれてきました。今回は長崎県で有名な具だくさんのチャンポンうどんにしました。おいしくいただきましょう。

「花野菜」というのは「ブロッコリー」や「カリフラワー」のことです。11月から３月ごろの冬が旬の野菜です。今日はおいしい時期に冷凍した花野菜を使用しました。
　ブロッコリーもカリフラワーも、キャベツから生まれた野菜です。カリフラワーは白いものが多いですが、紫やオレンジ黄緑色のカリフラワーもあります。今日はシチューの中に入っています。緑と白の花野菜を味わいましょう。

キャベツがおいしく、たくさんとれる旬の時期は、「春」と「冬」です。ちなみに、それぞれの時期で形や味わいが異なります。冬キャベツはずっしりと重みがあり、葉がぎっしりとつまっているのに対し、春キャベツはふっくらとして軽く、水分が多いので柔らかく、甘味が強いのが特徴です。キャベツは体の調子を整えるビタミンCや食物せんいが含まれています。今日はスパゲッティに使用しています。春の味覚を味わってみてください。

塩分は、体の調子を整える大切な働きがあります。しかし、とりすぎると心臓や脳の病気、高血圧などのいろいろな病気を引き起こす原因になります。茨城県民は全国でも塩分を摂りすぎている人が多いので、塩を減らすため、いばらき美味しおDay運動を呼びかけています。しょうゆやソース、ドレッシングをかける時は量を減らしましょう。酢やレモンなどの酸味があるものや、しょうがやごまなどの香りがよいものを味付けに使用すると、味の変化でおいしく食べることができます。
食べ物本来のおいしさが伝わるよう工夫して給食は作られています。

給食のパンは、栄養価を高めるために脱脂粉乳やビタミンが加えてある特別なパンです。また、主食として食べるので、おかずの味がよく分かるように、バターや砂糖の量が控えめです。そのため、お店で売っているパンとは味が違います。パンの材料となる小麦粉は、4月から茨城県産の「ゆめかおり」が20％から30％に増えます。給食では、いろいろなパンが登場します。これからの給食を楽しみにしていてください。

ごはんは主食の一つで、和食・洋食・中華、肉や魚、卵など、いろいろなおかずに合う日本の伝統食です。給食では、ごはんを主食とする献立が、一週間に約3回あります。米の銘柄は、ひたちなか市で作られた「コシヒカリ」です。「コシヒカリ」は粘り、ツヤ、香りが優れたおいしいお米です。よくかんで食べるとおいしさが分かります。地域の方々の愛情がこもったごはんを味わっていただきましょう。