社会の一員として活動の中で,耳の不自由な方が日常生活をどのように過ごしているか話を伺いました。耳の不自由な方は,玄関のチャイムが鳴っても来客に気付くことができません。どのようにしているか問われると,子どもたちの中には,「とりあえず出て行く。」と答える子もおり,音に気付かない感覚はすぐには理解が難しいようでした。実際は,光で来客を知らせる機器を利用しているそうです。また,室内で自分の方を見てほしい時には,照明を消したりつけたりして周囲に気付かせることもあるそうです。その後,指文字の形を教わり一緒に練習を行いました。多くの子どもたちにとっては初めて知ることばかりで,講師の方のお話を真剣に聞いていました。今日の体験が,福祉の問題を自らの問題と捉えるきっかけになるといいです。 車いす・アイマスク体験(4年生)アイマスク体験は,ペアで活動しました。一人がアイマスクをし,もう一人が誘導する役になって歩きました。 車いす体験では,グループごとに役割を分担して行いました。コースの途中には,段差のあるマットや傾斜のある踏み切り板が置いてあります。体験後に,子どもたちに感想を聞いてみると,段差のある所で車いすを持ち上げたり,坂道で車いすを押したりするのは,想像以上に力を使うそうです。乗っている人も,マットの上だと自分が傾くようで怖さを感じたそうです。 今回の体験が,社会のいろいろな人に目を向けるきっかけになり,自ら行動する力になってくれるといいです。 願いを込めて短冊に書かれた内容は,将来の夢や今の学年でできるようになりたいことに関する願いが多いようです。願い事に合うイラストも添えられていて,とても素敵に仕上がっています。 よく見ると,どの学年にも,新型コロナウイルス感染症の終息を願う短冊がありました。子どもたちは,前向きでの静かな給食やソーシャルディスタンスを確保した活動など,制限のある生活を続けています。新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息し,子どもたちがのびのびと生活できるようになってほしいです。 この笹飾りは,7月6日から8月18日まで展示される予定です。 |
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