ひたちなか市立那珂湊中学校の部活動に係る活動方針
1.部活動の意義
部活動は,学校教育の一環として実施する教育活動であり,生徒にとって豊かな学校生活を経験する有意義な活動である。生徒の自主的,自発的な参加により行われ,スポーツや文化,科学等に親しませることで,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養等,学校教育が目指す「生きる力」を育む一助となるものである。異年齢間の交流の中で,生徒同士や教師,部活動外部指導者等との好ましい人間関係の構築を図ったり,自らの目標の達成に向けて根気強く取り組んだりするなど,人間形成に資するものである。
2.部活動の目的
活動を通し,生徒が生涯にわたってスポーツや文化,科学等に親しみ,地域や社会の中でよりよく,豊かに生きるための資質・能力の基盤を育むことを目的とする。体力や技能の向上を目指すことのみに偏ることなく,生徒に寄り添い適切な指導や支援をすることによって,仲間と協力したり,切磋琢磨したり,生徒一人一人が充実感や達成感を味わったりできるようにする。また,挨拶やマナー,準備や後片付けなどの指導を通して,社会の一員として必要な資質を養う。
3.部活動の在り方
「学習指導要領(平成29年告示)」や「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(H30.3 スポーツ庁)」「茨城県部活動の運営方針(R1.7 茨城県教育委員会),「ひたちなか市部活動の運営方針(R1.9 ひたちなか市教育委員会)」に則り,成長の著しい中学生期にふさわしい適切な活動を計画するとともに,体罰や暴言,ハラスメント等の根絶を徹底し,安全で安心な指導の徹底と活動環境を整える。また,部活動外部指導員を活用し,より専門的で充実した部活動の実施を目指す。
4.指導と体制
部活動の運営は,指導する側だけでなく,生徒の意見を反映させることが重要である。従って,練習計画や練習内容を含め「安全で楽しく活動するためのルールを生徒たちに考えさせ,主体的に活動する態度を育てる」という視点に立った指導体制を推進する。
(1)活動計画及び実施報告書の作成 「ひたちなか市部活動方針(R1.9 ひたちなか市教育委員会)」に則り,顧問は,年間計画及び毎月の活動計画を作成する。計画表を生徒・保護者に知らせることで,活動内容の把握,安心・安全な活動の徹底を図る。また,校長へ実績報告書を提出し,安心・安全な部活動の在り方について指導を受ける。
(2)活動及び日数 活動時間及び休養日については,成長期にある生徒が,バランスのとれた生活が送れるよう,学期中(授業日)は,週当たり2日以上の休養日を設ける。
〔1〕平日は,月曜日を部活動休養日とする。ただし,学校行事等で変更となることがある。
〔2〕週末は,1日以上を休養日とし,週末に大会等に参加した場合は,休養日を振り替える。
〔3〕1日の活動時間は,平日は2時間程度,休業日(長期休業日も同様)は3時間程度とし,合理的かつ効率的・効果的な活動を行う。
〔4〕学校閉庁日及び年末年始は,休養日とする。
〔5〕平日の朝練は,原則として行わない。
※ただし,駅伝大会等に向けた朝練は,計画を立て,校長が期間を定め許可する。
〔6〕夏季休業中の活動日数は,20日間以内とする。
(3)指導及び引率体制
〔1〕活動場所の整備に努め,部活動で使用する用具・器具の安全な取扱いや管理・点検に努める。
〔2〕1年間の大会やコンクールなどへの出場の見直しを行い,生徒,教員(指導者)共に心身の負担や校外への移動に伴う交通費等にかかる家庭の負担を軽減する。
5.本年度設置する部活動
●運動部陸上競技部
軟式野球部
サッカー部
バスケットボール部男子・女子
バレーボール部女子
ソフトテニス部男子・女子
卓球部男子・女子
ソフトボール部
剣道部男子・女子
●文化部
吹奏楽部
美術部
パソコン部
●大会にのみ参加するために設置する運動部
水泳部
相撲部
6.活動時間
期間 | 開始時刻 | 下校時刻 | 期間 | 開始時刻 | 下校時刻 |
4〜9月 | 16:15 | 17:30 | 2月 | 16:15 | 16:45 |
10月 | 16:15 | 16:45 | 3月 | 16:15 | 17:00 |
11〜1月 | 16:15 | 16:30 | 長期休業期間 | - | 16:00 |
※長期休業期間・休日の練習時間に関しては各部活動ごとの予定をご参照ください